姉について
2015.10.06 テーマ:日々つれづれ
以前、母について書いたことがありますが、
今回は、私の姉について書きたいと思います。
私の姉は、二つ半離れていて、物心ついた頃には、当たり前ですが、存在していました。
小さい頃から、やんちゃな私とは違い、大人しく女らしいお利口な、子供でした。
私は、姉をその頃から好きでしたが、姉の方は、そうでもなかったようです。
その頃は、私は母に似て、可愛い顔をしていたようで、
母に溺愛されていたようです。
それもあって、私は姉の愛にはめぐまれず、父は姉をひいきめに見ていたように思います。
そんな幼児期を経て、大きくなった私達。
短大を出てすぐに大学の事務職員になった姉と、
大学を卒業して一般企業に就職した私とは、道も異なりました。
お給料をいただいたらすぐに使ってしまっていた私。
一方、姉は堅実に貯蓄していました。
大した事も出来ないのに、しっかりした顔をしていた私。
私とは対象的に、頼りなく優しげな姉の雰囲気は、
きっと職場に良い雰囲気を、醸し出していたことでしょう。
私は25歳位の頃から、
幻聴が聴こえだし家で暴れるようになったのですが、
賢い姉は、私を庇いつつ、叱ったり、面倒をみるようになっていきました。
26歳位の時、フランス語を習っても良いと言ってくれたのは姉ですし、
その頃、一人暮らしを始めた私の所へ、
毎日、仕事帰りに様子を見に来てくれたのも姉でした。
そして、姉は心配だから、一緒に暮らそうとも言ってくれました。
それから今日まで、姉には言うに言われぬ苦労を掛けてきました。
姉には、今では頭が上がりません。
優しく、怖い姉はたった一人の大切な人です。
これからも、芯の強いしっかり者の姉を大切にして、いきたいです。
メグミ