メアリー・カサット展について
2016.10.04 テーマ:日々つれづれ
今、京都市近代美術館で、アメリカ出身のメアリー・カサットの展覧会が、
行われている。
彼女は、印象派の画家で、
誰でも親しみやすい可愛らしい綺麗な絵を描く人です。
特に、子供や赤ちゃんの絵が印象的で、
何とも言えない可愛らしい表情を写し取っています。
印象派の画家が多い中で、メアリーは、女性という事もあって、
独特の異彩を放っています。
割と裕福な家庭に生まれ、ルーベンスの壁画やドガの肖像画などに、
影響を受け、カサットの場合、比較的明るい絵が多かったです。
母性を感じさせ、裸婦も全然いやらしくなく、
女性の優美な身体の線が、綺麗でした。
被写体も女性が多く、望遠鏡でオペラを見ている、
黒いドレスの女の人も、生き生きと描かれていました。
18世紀の人なのに、現代的な要素を感じさせます。
勿論、ルノワールは素晴らしいです。
モネもすごい人です。
でも、カサットは、優しい眼差しで、被写体を見ている気がします。
観て、ほっこりする素敵な絵なので、
是非、美術展に、足を運んで下さい。
女性である事が、それだけですごい事だと感じさせる展覧会でした。
メグミ