父について

2016.3.14　テーマ：

私は、幼い頃から、やんちゃで、親の言う事を聞いてなかったようです。
私の父は、大変な苦労人で、１３歳で父親を亡くし、
妹３人と弟１人を育てながら、青春を生きました。

幼くして働き、大学まで自力で卒業し、母とお見合いで結婚し、
私達２人をもうけ、しっかりした会社に就職し、大学まで出してくれました。

そんな父ですが、決して暗い性格にならず、車とかには目もくれず、
大学時代から、コーラスグループに所属し、テノールを受け持って、
音楽活動に励んでいたようです。

自分の少ないお小遣いで、クラシックのコンサートに、足しげく通っていた
様子です。

そして、中年になってからは、社交ダンスに目覚め、積極的に練習していた
みたいです。

会社を定年退職してからも、ダンスの教師の資格を取って、
おば様達のお相手をして、結構稼いでいたようです。

そんな立派な父を持っていたのに、わたしは、父や母に不平不満を、
若い頃は、ぶつけていたようです。
車がない、豪邸に住んでいないとか、
今思うと、なんで自分で、掴もうとかしなかったのかな、と思います。

苦労したわりには、父は人柄が良く、性格もまだましな方だと、思います。
父は、今でも家事をやってくれていて、私と姉の助けをしてくれています。
それに、私と姉にいらないことを、言うでもなく、干渉もしません。
明るく、ひょうきんな母と良いコンビでした。

私は、これからは、姉共々父を大切に、していきたいです。

メグミ