メンバーズブログ 日々つれづれ

悲しみは美しさ

2020.4.27 テーマ:

今、コロナウイルスで、家の近くのホットハウスというセンターに通っている。いろんなプログラムがあり、なかなかサリュにブログを送れないが致し方ない。そのセンターに去年の2月頃に、Kさんという若い女性がスタッフでとして入ってきた。彼女は、ノルウェー系のアメリカ人の父親と、日本人の母親を持ついわゆるハーフだ。Kさんはひと目で、外国の血が入っているとわかり、美しい容貌に最初は圧倒された。スタイルもとっても良く、モデルさんみたいだなと。ところが彼女の言動を観察したところ、そんな浮ついた感じはなく、いろんな人と話し、しっかり仕事をさていた。素朴なところもあり、少しずつ話していくうち、京都教育大学出身だとわかり、この人頭も良いんだと驚いた。それから、Kさんの要望で、少し深いお話をお互いして、親近感がわいた頃、何冊かの本を貸していただいた。最近では、『空のうた』という本があり、空を題材とした詩のようなエッセイのような内容のものがあった。全部読んで、なかなか良かったが中でも、『うまぐも』という、悲しい馬の話が気になった。馬がある日から、胸の中に悲しい事が起こっているわけでもないのに、何か物足りないような、泣きたいような思いが、むくむくとわき出て、立っていられなくなり、いろんなものに空にお願いした。それから、台風に巻き込まれ死んでしまうという話だ。Kさんにこの話、「なんか悲しいですねよね」と言ったら、「悲しさは美しさだと思うのね」と、言われた。私は、目からウロコだった。悲しさは美しいんだ、だから彼女はセンターで働けるんだな。そう感じた。また、Kさんと接して、いろんなことを学びたい。メグミ

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