メンバーズブログ 日々つれづれ

我儘じゃない

2019.5.28 テーマ:

私には、2つ年上の姉がいる。大学で事務をしている健常者だ。私が20代で、幻聴が
ガンガン聞こえ、家で暴れていた頃から、面倒をみてもらっていた。姉は、どうしていい
か解らず、若くして信仰の道に入り、なんとか私が、楽になる、そして自分の身を守る
術として仏教の道を、選んだ。実家は平等院のすぐ近くの、古い家屋だったが、25歳
の頃から、両隣の伯父さん達の声が、聞こえ、ひとりで家を出た。京阪三条駅を少し
上がった所の奥まったマンションで、大家さんが一癖あるお婆さんだったのだが、姉は
心配だと言って、毎日大家さんの目をぬすんで、私の部屋に仕事帰り、寄ってくれた。
気の小さな気性だった私は、部屋に籠り、音楽を聴きながら、ベッドに横になって
ばかりいた。しかし、実家にいた頃より、幻聴は聞こえていたものの、自転車で明治屋
に買い物に行ったり、錦市場に魚を買いに行ったりは、不思議とできた。ただ近くの
市場やスーパーには、行けなくて、姉が食材を、買っては届けてくれた。
私は、今幻聴を押さえたり、神経を鈍感にするお薬を飲み、なんとか生きながらえて
いる。
今でも、休みの日には、姉と出かけたりするが、急にしんどくなったり、幻聴が聞こえて
姉を困らせて、しまう。姉は我儘なのか、病気なのか、わかららないと言う。我儘なんか
じゃない本当に、しんどくなるんだよ。なかなか解ってもらえない。そういうしんどさって、サリュのみんなも、抱えている問題だと、思う。メグミ

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